OB・OG訪問対策
実はこのOB・OG訪問こそが、ライバルと差をつけることができる最大のポイントです。なぜなら、OB・OG訪問はその企業への志望度の高さをアピールするための何よりも強力な武器となるためです。
具体的には、次のようなロジックで企業に対してアピールすることができます。
【①「OB・OG訪問をするほどもともと志望度が高かった」→②「OB・OG訪問で社員の方から〜という話を聞いてより一層志望度が高まった」→③「だからこそ御社が第一志望です」】
順番にご説明します。
まず①についてですが、OB・OG訪問は、アポイントを取得して実際に話を聞くまでに複数の手順を経る必要があり、就活生にとって手間のかかる作業です。そのためOB・OG訪問を行う学生は少なく、「OB・OG訪問をしたという事実」があなたの志望度の高さを最初に伝えてくれます。
次に②については、OB・OG訪問した社員さんから聞ける話は「リアルな声」であるということがポイントです。合同説明会などの会社説明会でも社員さんの話自体は聞くことができますが、そこにいる社員さんはあくまでも仕事として会社から派遣された、いわゆる「会社側の人間」です。そのため、基本的には「会社にとって都合のいい話」しか聞けません。さらに同じ話を何百人という就活生が聞いているのでライバルとの差別化にもなりません。一方OB・OG訪問では、最前線で働く社員さんのリアルな声を聞くことができ、「その社員さんの声を聞いて志望度がより一層高まった」という話につなげれば、志望動機を強化することができます。
これらの①、②の過程を経ているからこそ、③の「御社が第一志望」という言葉に説得力を持たせることができます。内定を出すか出さないかのギリギリのラインにいる場合、判断する最後の基準は「自社に対する志望度」です。だからこそOB・OG訪問で効果的に志望度をアピールしてライバルより優位に立つことができるよう、大学のキャリアセンター等を活かしたOB・OGの探し方から当日の質問内容に至るまで、具体的にアドバイスさせていただきます。