エントリーシート 趣味特技の書き方のコツ(50字以内・100字以内ver)

エントリーシート(以下ES)の中には「趣味特技」を書く欄があるものも多くあります。他の項目同様、趣味特技欄にも文字数制限がある場合がほとんどであり、50字・100字などのものから400字など文字数の多いものまで様々です。

中でも今回は、50字・100字という少ない文字数で趣味特技欄の記入を求められた場合に焦点を当て、書き方のコツについて例文を用いながら解説していきます!

①趣味特技欄を50文字・100文字で記入するポイント

短い文章で趣味特技を記入するときは、簡潔かつわかりやすく書くことが大切です。文字数タイプごとに、書き方のコツ・例文を解説します。

趣味特技50字以内ver 

趣味特技を50文字以内で記入しなければいけないときの書き方のコツは以下のとおりです。

  • 趣味or特技を一言で簡潔に説明
  • 数字を使って詳細を説明

とにかく「一言でわかりやすく」を意識します。また数字を使うことで、自然と話が具体的になります。では、以下で例文をみてみましょう。

例文①

趣味は旅行です。毎月1都道府県に行くことで、大学4年間で全ての都道府県を巡りたいと考えています。(48字)

 旅行が趣味である、という方は多いのではないでしょうか。「毎月1都道府県」「4年間で全ての都道府県を巡る」という数字を入れることで、具体的にイメージしやすくなります。

例文②

趣味は野球観戦です。1年間に少なくとも10試合はナゴヤドームに行き、現地で試合を観戦しています。(48字)

野球観戦が趣味の場合は「1年間に10試合は現地で観戦」という数字を含めることで、より野球に対する関心度を表現できます。

趣味特技100字以内ver

趣味特技を100文字以内で記入する際の書き方のコツは以下のとおりです。

  • 一言で簡潔、かつ数字を含めて具体性を出す
  • 趣味or特技を通してどのようなことを学んだかを伝える

はじめのコツは、50文字で書く場合と同じです。100文字の場合は、さらに「趣味特技を通して学んだこと」を含めましょう。

例文①

趣味は旅行です。毎月1都道府県に行くことで、大学4年間で全ての都道府県を巡りたいと考えています。旅先での出費を抑えながらも、旅のクオリティーを落とさずに旅程を組む力を身につけることができました。(97字)

「出費を抑えながらも旅のクオリティーを落とさずに旅程を組む力が身についた」という経験は、成果・売上アップを目指す社会人にとって必要な要素です。選考においてアピールポイントとなります。

例文②

趣味は野球観戦です。1年間に少なくとも10試合はナゴヤドームに行き、現地で試合を観戦しています。球場で一緒に応援する中で、初対面の人とも打ち解けて親睦を深める力が鍛えられたと感じています。(94字)

「初対面の人とも打ち解けて親睦を深める力が鍛えられた」というのは、社会人にとっての必須スキルであるコミュニケーション能力をアピールできます。

②企業側が趣味特技を質問する理由は?

企業が学生に対して趣味や特技を質問するのには、大きく分けて以下3つの理由があります。

楽しい話題を通して就活生の素の人柄を知るため

自己PRやガクチカを筆頭に、就活中は誰しもが「就活用のエピソード」を就活モードで伝えます。しかし、就活モードに入るとなかなか素の自分を出せません…。

自己PRやガクチカなど、そもそも就活なんて楽しくもないのに、素の自分なんて出せなくて当然です。そして実は状態で困ってしまうのは就活生だけでなく、実は企業側も同じなのです。

だからこそ、趣味特技という「ESの中では比較的楽しい話題」を通して就活生の人柄を知りたいと企業側も考えています。

面接に進んだ場合のアイスブレイクに用い、仲良くなるため

皆さん、素の人柄が分からない人と仲良くなるのは難しくないでしょうか?
これは就活も同じで、面接の際もいきなり本題から始まるのではなく、ちょっとしたアイスブレイクから始まることがほとんどです。

これは単純に雑談で就活生の緊張をほぐすという意図もありますが、趣味特技を通してアイスブレイクの話題を広げ、少しでも仲良くなりたいという企業側の意図があります。

自社への適性を確認するため

企業が学生に対して趣味や特技を聞く理由には「趣味特技を通して見えてくる人柄が自社に合っているか」を確認したいという意図もあります。社風や職種とのミスマッチは、早期離職にもつながりかねないためです。

もちろん、完全に自分を企業側に寄せる必要はありません。それではせっかくの素の人柄が隠れてしまい、逆効果になるからです。とは言っても、企業の求める人柄と真逆のことは書かないようには心がけましょう。

③趣味特技欄についてのQ &A

ここでは、ESの「趣味特技欄」についてのQ &Aをみていきましょう。

Q1:趣味特技欄は字数制限の何割を目安に書いたらいいですか?

A1:9割以上が目標です。

これは趣味特技欄に限った話ではありませんが、50字以下の指定なら45字以上、400字以下の指定なら360字以上など、字数制限の9割以上を目標に書いてください。文字数が余った場合、その余ったスペースは自分を追加でアピールするチャンスだと捉えればバッチリです!

Q2:趣味や特技がありません。空欄でもいいですか?

A2:空欄はNGです…!

空欄にしてしまうと、せっかくのアピールチャンスを失ってしまいます。日常の些細なことでも大丈夫なので書いてみてください!。食べること・漫画を読むことでもOKです!

Q3:仕事に関係ない趣味特技でも大丈夫ですか?

A3:大丈夫です!

趣味特技そのものは仕事とは関係なくても「その趣味特技を通して学んだこと」を工夫すれば評価を上げることができます!例えば、当記事で紹介した「②趣味特技100字以内verの例①例②」が挙げられます。例①については「コストパフォーマンスを上げるための企画(旅程)のコツ」、例②については「初対面の人と打ち解ける力」について書いてあり、いずれも社会に出てから役立つ力です!

Q4:書いてはいけない趣味特技はありますか?

A4:意見の対立を生みかねない話題は避けましょう!

ギャンブル系、政治系、宗教系などは意見の対立を生む可能性があるため、避けるのが無難です。また「趣味特技を何個も書く」というのは、1つひとつに対する内容が薄くなってしまうのでNGです。

④まとめ

大企業内定保証のサーチベスト就活塾

引用:サーチベスト就活塾公式

ESにおける「趣味特技欄」は、指定された文字数によって内容もずいぶん変わります。そして、これは趣味特技欄に限ったことではなく、ガクチカや自己PR、志望動機などESの核になる部分についても同様です。

サーチベスト就活塾では、今回のようにESのお題や文字数制限に合わせて、生徒さん1人ひとりにマンツーマンでアドバイスや添削を行っています。無料個別相談や体験授業だけでももちろん大丈夫なのでぜひお気軽にお問い合わせください!

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