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就活をしていると「学歴フィルター」という言葉は嫌でも目にしますよね。ネットには「〇〇大学以下は不合格」という声もあり、私も就活生の時は相当気になりました。
でも実際は、上記のような「大学名で落とされるような」学歴フィルターは非常に稀です。
とは言っても“火のないところに煙は立たぬ”と言われるように、学歴フィルターがゼロということはありません。
では学歴フィルターの実態は何なのでしょうか?

①学歴フィルターの実態1(最大要因) エントリーシート
1つ目の要因はエントリーシート(以下ES)ESです。偏差値が高くない大学の場合、文章力が不足している人が相対的に多くなります。具体的には、ガクチカや自己PRであれば「ヒックアップするエピソードの具体性が不足している」「内容が薄くて嘘っぽく見える」、志望動機であれば「他の学生と差別化ができていない」などが挙げられます。この現象を外部から見ると、「〇〇社の内定者は高学歴ばかり、学歴フィルターで弾いているに違いない」という様に見えるのですが、実態はESの内容で弾かれている場合がほとんどです。
ESの書き方には細かいコツがたくさんあり、それらを意識するだけで通過率を大幅に改善させることが可能です。そのため、学歴を理由に諦めてしまうには早すぎます。

②学歴フィルターの実態2 筆記試験(SPI,玉手箱など)
2つ目の要因は筆記試験です。
では、具体的にどれくらいのスコアを取ればいいのでしょうか?
受ける企業の難易度によって異なるのは大前提ですが、「7割」が一つの目安です。SPIや玉手箱も含め、就活における筆記試験の内容は中学3年生レベルのものが大多数です。
しかし、相当昔に習ったものであるため忘れている部分も多く、かつ時間制限も厳しいため早慶クラスの大学に通っている人でも初見で7割を取るのは至難の業です。逆に言うと、対策さえすれば偏差値50を下回る大学の生徒さんでも7割を取る人は決して珍しくないため、十分挽回は可能です。

③学歴フィルターの実態3 情報格差
3つ目の要因は情報格差です。就活には初見殺し要素が非常に多いため、先輩や同級生との情報共有が非常に有効です。
しかし偏差値が高くない大学の場合、就活を意識して動いている人が少ないことが多いです。動いていたとしても大企業を目指す人が少なかったりと、情報面での遅れは否めません。その結果、情報源がはっきりしないようなSNSアカウントの情報に影響される方も相対的に増える傾向にあります。そのため、信頼できる情報源を確保することが非常に重要です。
④学歴フィルターの実態4
ごく一部の企業(全体の0.2%程度)による大学名フィルター
最後の要因は、ごく一部の企業が採用している「大学名フィルター」で、「東京一工・早慶・旧帝・MARCH関関同立以上の大学からのみ採用」というようなフィルターです。
ネット上で揶揄される学歴フィルターはこの「大学名フィルター」です。しかし、実態としてこのフィルターを設定している企業は0.2%程度とほとんど存在しないと言ってもいいくらい少数派です。そのため気にするに値しないと言っても過言ではありません。もしのそのような企業に当たった場合は事故だと割り切ってもらったら大丈夫です。
終わりに
以上、本日は学歴フィルターの実態についてお話ししてきました。学歴フィルターを乗り換える最大の鍵はESなので、質と量の両面から対策しましょう!
