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近年、オンライン面接を導入している企業さまが増えています。利便性が高いといったメリットがある一方、対面とは違って話や人柄などが伝わりにくいといったデメリットもあります。
オンライン面接で採用担当者に好印象を与え、内定獲得を目指すためには、注意点やマナーを押さえておくことが大切です。当記事ではオンライン面接における入退室のマナーや注意点について解説するので、参考にしてみてください。
企業の8割以上がオンライン面接を実施、オンライン特有のマナーが求められる
「23卒採用」では、企業の8割以上がオンライン面接を実施しています。オンライン面接は「選考の間口を広げることで優秀な人材を確保しやすい」「採用コストを抑えられる」などのメリットが豊富であり、今後さらに浸透していくことが予想されます。
引用:@人事
「全て対面のみ」と回答したのはわずか16.7%にとどまり、オンライン面接の実施に積極的な企業が多数派であることがわかります。
そこで気になるのが「オンライン面接時のマナーは?」という点です。対面とは違ったマナーや注意点があるため、学生の方々はしっかり押さえておく必要があります。
オンライン面接は準備が大切
オンライン面接は事前の準備が大切です。面接中に通信が途切れてしまうと、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。通信環境やデバイスの調子をしっかり確認しておいてください。
インターネット環境を整備する
オンライン面接が始まる前には、必ずインターネット環境を整備しましょう。インターネット環境が不安定だと、面接中に画像が乱れたり通信が途切れてしまったりといったトラブルが生じる可能性があります。
同じ部屋のなかでも、場所によっては通信が不安定になるケースもあります。状況を確認しながら、最も通信が安定する場所を確保しましょう。またインターネット接続は、無線LANよりも有線LANのほうがおすすめです。
オンライン面接で使用するツール(zoom、Skypeなど)を準備する
オンライン面接に参加する際は、開始前に使用するツールを準備します。アカウントの有無を確認し、面接にふさわしい氏名(ニックネームNG)・画像を設定しましょう。
デバイスやイヤホンの調子を確認する
デバイスやイヤホンの調子を確認しておくことも大切です。マイクに不具合があると、音が聞こえない・相手に音声が届いていないなどのトラブルが生じます。家族や友人に協力を仰ぎ、通話時の状態をチェックしておくのが最適です。
背景と身なりを整えておく
最後に、背景と身なりを整えます。オンラインだからといって「上半身のみスーツ」「ひげの剃り残し」などがないよう、対面面接と同じ緊張感で挑みましょう。また、背景には生活感のある室内が映らないよう配慮するのも大切です。
オンライン面接の開始後、入退室のマナー
オンライン面接の開始後、入退室のマナーについて解説します。とくに開始時の第一印象は重要です。入室時・開始後・退室時別に紹介するので、参考にしてみてください。
入室時のマナー:開始10分前にはスタンバイ
対面面接においては、10分前には面接会場に到着しておくのが基本的なマナーです。オンライン面談も同様で、面接開始10分前にはパソコンの前にスタンバイしておきましょう。
開始時刻ぎりぎりにスタンバイすると、万が一デバイスや通信に不具合があった場合、面接に遅刻してしまいます。10分前にはパソコンの前・3〜5分前には所定システムにアクセスできるよう準備しておくことが大切です。
開始後のマナー:軽く会釈、はきはきした言葉で挨拶、深く礼
オンライン面接が始まったら、まずは軽く会釈をしたあと、はきはきした言葉で挨拶します。「本日はお時間頂きありがとうございます。〇〇と申します。」と挨拶をしたら、次は深く礼をしましょう。
採用担当者との挨拶が終われば、自己紹介や質疑応答などに進みます。話すときのポイントは以下のとおりです。
- 話すときはカメラを見る
- 相手が話しているときは画面を見る
- 表情やリアクションはやや大きく
- 話し方は、相手に内容が伝わりやすいよう、はきはきと
- 相手が話し終わったら、2拍ほどおいて話を切り出す
緊張しすぎる必要はありません。最低限のマナーを押さえつつ、自分らしさをアピールできる場にしましょう。
退室時のマナー:採用担当者の退室を見届ける
「これで面接を終了します」といったアナウンスがあれば、いよいよオンライン面接も終盤です。最後にお礼の言葉を伝え、再度深くお辞儀をします。
退室時は必ず採用担当者の退室を見届けてください。多くの場合は、少し間合いを空けることで企業側が先に退室してくれます。万が一なかなか退室されない場合は「では失礼いたします」とひと声かけたうえで退室しましょう。
オンライン面接の注意点
オンライン面接の注意点を紹介します。
- カメラの距離や角度に注意する
- 面接中はパソコンを操作しない
- 周囲の雑音に注意する
いずれも面接中に採用担当者に与える印象を左右します。それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
カメラの距離や角度に注意する
オンライン面接が始まる前には、カメラの距離や角度に注意しましょう。上から目線になる・下から見上げた構図になる、といった角度はNGです。
カメラを設置するときは、自分の顔が真正面にくるよう調整します。距離は、上半身が収まり、かつ頭頂部にやや余白があるのがベストです。
面接中はパソコンを操作しない
当たり前ですが、面接中にパソコンを操作するのはNGです。パソコンを操作すると音が気になるだけでなく、採用担当者に「なにをしているの?」とよくない印象を与えてしまいます。
メモをとりたいときは、パソコンに入力するのではなく紙とペンを用いましょう。対面面接と同様「熱心に話を聞いてくれている」といったポジティブな印象を与えられます。
周囲の雑音に注意する
オンライン面接に参加する際は、周囲の雑音にも注意しましょう。話し声やテレビの音はもちろん、着信音が鳴らないようスマホはマナーモードにしておくことが大切です。
1人暮らしの自宅であれば、さほど周囲の音は気にならないかもしれません。しかし、実家暮らしで家族が出入りする可能性がある・1人暮らしだが電車や周囲の音が気になるという場合は、レンタルオフィスなどを利用するのがおすすめです。
オンライン面接の注意点・マナーに関するよくある質問
オンライン面接の注意点・マナーに関するよくある質問に回答します。以下を読めば、オンライン面接の準備はばっちりです!ぜひ最後までご覧ください。
服装・髪型・メイクは?
服装・髪型・メイクのマナーは、基本的に対面面接と同様です。男性は黒または紺色のスーツ、女性はスーツやジャケットを着用しましょう。
髪型は清潔感のあるスタイルにしておくのが無難です。性別問わず、おでこを出すと相手に好印象を与えやすいといわれています。
また、女性はすっぴんNGです。清潔感を出せるよう、ナチュラルメイクでオンライン面接に挑みましょう。ただしチークはやや濃い目にすることで、画面越しでも血色よく見えるためおすすめです。
背景はなにがよい?
オンライン面接では背景を自由に選択できるため「どんな背景が正解?」と悩むかもしれません。背景は原則「一色もの」がよいです。壁やカーテンの場合は、できるだけ淡い色合いで統一された背景を選びましょう。
また、ツールによってはバーチャル背景を設定できます。しかし、バーチャル背景は場合によっては「バーチャル背景だ」とバレバレなので、あまりおすすめしません。
カンペを用意するのはあり?
「しっかり受け答えができるようカンペを活用したい」と考える学生さんは多いです。結論から述べると、カンペありきで面接に参加するのはNGです。可能な限り、カンペに頼らず面接を進められるよう準備しておきましょう。
とはいえ「カンペを用意してはいけない!」というわけではありません。あくまでも保険・お守りとして、ディスプレイや画面上にカンペをセットしておいてもよいでしょう。
ただし、カンペを用意しても面接中はできるだけ見ないようすることが大切です。内容を確認するときは、さりげなく・目を動かし過ぎないよう注意してください。
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引用:サーチベスト就活塾 公式
オンライン面接は「オンラインならでは」のマナーや注意点が存在します。オンライン面接で選考が完結する企業も少なくないため、内定獲得を目指すためには事前の準備・対策が必要です。
一方で「始めてのオンライン面接で不安」「第一志望の企業に入社するためにマナーや注意点を徹底したい!」と考える学生も多いです。
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